Neil Young 関連作品

20年代 10年代 00年代 90年代 80年代 70年代 60年代
はじめに 関連作品

 

The Bridge School Concerts 25th Anniversary Edition
(ザ・ブリッジ・スクール・コンサート 25thアニヴァーサリー・エディション)

ニールがさまざまなミュージシャンをゲストに招いて毎年秋に開催してきたチャリティー・コンサートの25周年を記念し、過去の名演を集めた企画盤。3枚組DVDと2枚組CDでリリースされた。それぞれ収録されている曲やミュージシャンは異なる。ニールとR.E.M.の共演による「Country Feedback」など貴重な顔合わせも楽しめる。

America: Tribute to Heroes
(アメリカ:ア・トリビュート・トゥ・ヒーローズ)
(ニールのイマジンに関してのみ)

9.11同時多発テロのわずか10日後、全世界に中継された追悼チャリティコンサートの模様を記録したアルバム。

愛国心と報復への機運が高まる感情的な空気の中、ニールは敢えて当時各局で放送が自粛されていたImagine(イマジン)を選び、ジョン・レノンが”I wonder if you can”と語りかけるように歌った箇所を、 “I wonder if I can”(僕にできるだろうか)と変えて歌った。世界で最も知られたメッセージソングは自省の曲になり、真の普遍性を帯びた。個人的にこの箇所、何度聴いても泣いてしまう。

 

Bob Dylan 30th Anniversary Concert Celebration
(30~トリビュート・コンサート)

1992年に行われたボブ・ディランのデビュー30周年を祝うコンサート。翌93年にCD化された。

ザ・バンド(The Band)、エリック・クラプトン(Eric Clapton)、ジョージ・ハリスン(George Harrison)、トム・ペティ(Tom Petty)、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)らベテランから、パール・ジャム(Pearl Jam)のエディ・ヴェダー(Eddie Vedder)といった若手まで非常に豪華なメンバーが顔をそろえた。ブッカーT&ザ・MGs(Booker T.&the M.G.’s)にジム・ケルトナー(Jim Keltner)らが加わったバンドをバックに、ディランの名曲を次々と披露。ニールは「Just Like Tom Thumb’s Blues」と「All Along The Watchtower」の2曲。他に「My Back Pages」と「Knockin’ On Heaven’s Door」にも参加している。

CDではカットされているが、この日、一つのトラブルがあった。カトリック教会への抗議行動で当時物議を醸していたシネイド・オコナー(Sinead O’Connor)がステージに登場すると観客からの大ブーイングが起こり、予定していた曲を歌えなくなってしまう。彼女は急遽、ボブ・マーリーの「War」を演奏無しで歌い、泣き崩れるようにして舞台袖に引っ込んだ。会場の雰囲気が凍り付く中、次の出番はニール。静かに登場した彼がそこで披露した2曲は、この日のベスト・パフォーマンスとも言える力強いものだった。特に「All Along The Watchtower」は、数あるこの曲のカバー&ライブ演奏でも最高峰に位置付けられるものだろう。

現在流通しているCDは「デラックス・エディション」として再発売されたもので、シネイド・オコナーが歌うはずだった「I Believe in You」がリハーサルから収録されている。

 

The Last Waltz(ラスト・ワルツ)

1976年11月25日に行なわれたザ・バンド(The Band)のフェアウェル・コンサート。マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)の手で映画化された(78年公開)。そのサントラ盤としてアルバムもリリースされた。ニールのほか、ボブ・ディラン(Bob Dylan)やエリック・クラプトン(Eric Clapton)など豪華なゲストが出演し、伝説のライブと呼ぶに相応しい内容となっている。

ニールは「Helpless」を披露。映像では消されているが、鼻にコカインを付けてステージに立ち、編集段階で修正されたという逸話が残されている。

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