2004.2.8-20
Nyapul~Gorepani~Tatopani~Jomsom~Muktinath
遥か昔からインド~チベットを結ぶ交易路であるジョムソン街道を通り、聖地ムクティナートへと往復約200km、二週間かけての旅路。ダウラギリ、アンナプルナ、ニルギリ…7,8000m峰に囲まれた谷を、ロバの隊商とすれ違いながら村から村へと歩いた。
風景は段々とチベット的になり、高地の空は深い蒼で、大地は荒涼としている。
最奥の村ジャルコットに滞在したとき、ちょうど月のない夜を迎えた。乾燥した高地の夜、電気の点かない村、月明かりさえもない。これほど綺麗な星空は世界中探してもないんじゃないだろうか。空一面に星が敷き詰められると、空は見事なほど丸く見える。まさに天“球”という言葉が相応しい。

山間の村。Annapurna South(7219m)、Hiunchuli(6441m)が姿を現した。

アンナプルナ南峰(7219m)とヒウンチュリ(6441m)。

翌早朝、プーンヒルからダウラギリI峰(8167m)を望む。大勢のトレッカーがいた。

タトパニへと下る。村の温泉は村人にとっても旅人にとっても憩いの場所。

カリガンダキ(黒い川)を上流へ。聖地ムクティナートは遥か山奥。

マルファに着く。村には大きなゴンパ(僧院)がある。

マルファの町並み。かつて河口慧海もここを通ったという。

カグベニから上流を望む。この奥に秘境ムスタン王国がある。一般旅行者は入れない。

カグベニは完全なチベット世界だった。路地裏は入り組んでいて迷いやすい。

ジャルコット村の中にある城の跡。いつの時代のものだろうか。

村にある巨大なゴンパ。この日、僧が近くの村の葬式に出かけてて中に入れなかった。

はためくタルチョー。経文が書かれていて、一度はためくと、一度唱えたことと同じ効果があるという。

ムクティナートにはヒンドゥー教、チベット仏教の寺が合わせて十ほどある。

ヒンドゥー教寺院。屋根には仏教のタルチョーがはためく。ネパールでは二つの宗教が見事に調和している。

ジャルコットのゴンパ内。チベット仏教は写真撮影に非常に寛容だった。「フラッシュも炊きたければどうぞ」

ゴンパの屋上から村を一望。まさにチベット村。憧れのチベット世界に来たことを実感する。

帰り道、河原で拳大のアンモナイト発見。あまりの大きさに途中で会ったネパール人ガイドもびっくりしていた。
Nepal…2004.2.4~3.14
-Jomsom Muktinath Trek
-Kathmandu, Bhaktapur
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-Kathmandu