カルロス・カスタネダ「時の輪―古代メキシコのシャーマンたちの生と死と宇宙への思索」
フィクションなのか、ノンフィクションなのかを抜きにしてなかなか面白い。
“あまりに自己に執着しすぎると、ひどい疲れがくる。そのような状況にある人間は、他のすべてのものにたいして、ツンボでメクラになってしまう”
“自制するというのは道楽のようなものだ。なにが悪いといって、欲望を抑えることに耽溺することほど最悪なものはない。実際はただ自分のなかにとじこもっているだけなのに、そいつは、まるで自分がなにかすごいことでもやっているかのような気にさせてしまう” ―ドン・ファンの教え