Bowie’s Books―デヴィッド・ボウイの人生を変えた100冊

ジョン・オコーネル著、菅野楽章訳「Bowie’s Books」

副題は「デヴィッド・ボウイの人生を変えた100冊」。一人の少年がいかにして「デヴィッド・ボウイ」になったのか。13年に英国から始まった自身の大規模な回顧展に際し、ボウイが寄せた「愛読書100冊」のリストをもとに、希代の音楽家の人生と音楽に読書がいかに影響を与えたかを解き明かす刺激的な一冊。
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ネックスピーカー/Sony SRS-NS7


Sony SRS-NS7

やっと音楽観賞用途に耐え得るネックスピーカーが登場した。

・音質は満足(LDAC接続で使用)
・バッテリーの持ちも充分(公称12時間)
・ソフト周りの使いやすさや、接続の安定性等も問題なし
・欠点は割高な値段(約3万円)と、音声ガイダンスのやかましさ
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Rolling Stone’s 500 Greatest Albums of All Time (2020)

  

Rolling Stone(ローリングストーン)誌の”500 Greatest Albums of All Time”の最新版が公開された。

The 500 Greatest Albums of All Time (2020)
歴代最高のアルバム500選 2020年改訂版

Rolling Stone’s 500 Greatest Albums of All Time (2003)
Rolling Stone’s 500 Greatest Albums of All Time (2012)

2003年に最初のリストが発表され、2012年に一部改訂、8年ぶりとなる今回の改訂では、大幅に順位が変化していて興味深い。過去は不変ではなく、現代の価値観でその見え方が変わっていくことがよく分かる。2012年版まではロックがポピュラーミュージックの本流と考えられていたが、今や多くの流れの一つになったという印象。

1. Marvin Gaye “What’s Going On”(前回6位)
2. The Beach Boys “Pet Sounds”(同2位)
3. Joni Mitchell “Blue”(同30位)
4. Stevie Wonder “Songs in the Key of Life”(同57位)
5. The Beatles “Abbey Road”(同14位)
6. Nirvana “Nevermind”(同17位)
7. Fleetwood Mac “Rumours”(同26位)
8. Prince and the Revolution “Purple Rain”(同76位)
9. Bob Dylan “Blood on the Tracks”(同16位)
10. Lauryn Hill “The Miseducation of Lauryn Hill”(同314位)
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Rolling Stone’s 500 Greatest Albums of All Time (2012)

 

上位はほぼ変化無し。カニエ・ウェストのアルバムが新たに3枚入ったほか、レディオヘッドの「Kid A」が大きく順位を上げる(428→67)など、一部アップデートされている。

Rolling Stone’s 500 Greatest Albums of All Time (2012)

1. The Beatles “Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band” 1967
2. The Beach Boys “Pet Sounds” 1966
3. The Beatles “Revolver” 1966
4. Bob Dylan “Highway 61 Revisited” 1965
5. The Beatles “Rubber Soul” 1965
6. Marvin Gaye “What’s Going On” 1971
7. The Rolling Stones “Exile on Main St.” 1972
8. The Clash “London Calling” 1979
9. Bob Dylan “Blonde On Blonde” 1966
10. The Beatles “The White Album” 1968
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Rolling Stone’s 500 Greatest Albums of All Time (2003)

  

Rolling Stone’s 500 Greatest Albums of All Time (2003)

1. The Beatles “Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band”
2. The Beach Boys “Pet Sounds”
3. The Beatles “Revolver”
4. Bob Dylan “Highway 61 Revisited”
5. The Beatles “Rubber Soul”
6. Marvin Gaye “What’s Going On”
7. The Rolling Stones “Exile On Main St.”
8. The Clash “London Calling”
9. Bob Dylan “Blonde on Blonde”
10. The Beatles “The Beatles (The White Album)”
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Neil Young 全アルバム 2020年代

20年代 10年代 00年代 90年代 80年代 70年代 60年代
はじめに 関連作品 ランキング

BARN(バーン) 2021年

2年ぶりのクレイジー・ホースとの新作。前作に続いて、クレイジー・ホースのメンバーは、ラルフ・モリーナ、ビリー・タルボット、ニルス・ロフグレン。ロッキー山脈にある古い木造の納屋(barn)で収録。その様子はダリル・ハンナが映像に記録している。

静かな曲から荒っぽい曲まで、歌の内容もノスタルジックなものから社会的なメッセージを込めたものまでが一つのアルバムに同居している。いずれも短期間で書き上げられ、即応的に録音されたようだ。どこか開放感のある演奏は、音楽ってもともとこういうものだったのかもしれないな、と感じさせる。

さまざまな音楽を試みて(時には空回りして)きたニールだけど、最近はどんどんシンプルになってきて、アコースティックのニールと、荒々しい「グランジの祖」(Godfather of Grunge)としてのニール、その他諸々の音楽性が一つに重なってきているような印象を受ける。

CARNEGIE HALL 1970(カーネギー・ホール1970) 2021年

1970年12月4日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライブ音源。「Official Bootleg Series」という新シリーズの第1弾としてリリースされた(Archivesの「Performance Series」と位置づけが重なる気がするが、こちらはブートレッグで既に名高い音源を公式から出していくという趣旨らしい)。

ブートレッグでは、この日の深夜に行われた2ndショーが広く流通していたが、この音源が表に出るのは初めて。音質は文句なし。観客との親密な空気の中に、初期の代表曲から”See the Sky About to Rain”などの未発表曲まで、若きニールの才気みなぎるパフォーマンス。若い頃から老成、あるいは年齢を超越したような雰囲気を持っていたニールだが、このライブにはどこか初々しさも感じられる。

新シリーズの予定には「Bottom Line」がラインナップされている。個人的にブートレッグで最も聴いた音源であり、この伝説的なパフォーマンスがどの程度の音質で甦るのかが非常に楽しみ。

Young Shakespeare(ヤング・シェイクスピア) 2021年

1971年1月22日にコネチカット州ストラトフォードにあるシェイクスピアシアター (Shakespeare Theater) で行われたライブを収録。「Archieves Performance Series」のVol.”3.5″。

「After the Gold Rush」と「Harvest」の間。「Live At Massey Hall 1971」の3日後。この時期のライブが悪いはずがない。

収録は”Cowgirl in the Sand”、”Heart of Gold”、”Sugar Mountain”など12曲。ニールの楽曲はどれもライブでこそ本当の顔を見せるが、特にこの時期はどの曲もライブ毎に違う顔を見せていて、いくら聴いても飽きない。約50分とやや短めのアルバムだが、「Massey Hall」以上に充実した演奏で、いずれの曲もオールタイムベスト級。個人的にはこのアルバムで”Don’t Let it Bring You Down”、”Helpless”の2曲の魅力を再発見した。ニール自身と音と観客、3者の親密な空気が完成されている。

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ニール・ヤング回想 Special Deluxe : A Memoir of Life & Cars

「ニール・ヤング回想」

旧車マニアであるニール・ヤングが車との関わりを軸に半生を振り返った回想記。原題は「Special Deluxe:A Memoir of Life & Cars」。

ロックのレジェンド、我が道を行くという点ではディランと双璧ともいえるニールの半生は、それだけでも興味深い。ただ、自伝や伝記は既にあるし、内容はそちらの方が細かい。×年型○○と車の名前が次々と出てくるからアメ車ファンにはたまらない内容だろうが、自分にはその方面の知識も車への関心も全く無い。さらに、学術書のような値段(4800円)が、手に取るのをためらわせていた。

しかし、いざ読み始めてみると、これがめちゃくちゃ面白い(自分がニール・ヤングの熱狂的なファンであるということを差し引いても)。
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Colorado

Colorado(コロラド)

今なお精力的な活動を続ける御大だが、もうクレイジー・ホースとの新譜は聴けないかもしれないと心配していた。前作の「Psychedelic Pill」が傑作だっただけに、ソロやプロミス・オブ・ザ・リアルとの新譜が発表される度に、少し寂しい思いがしていた。
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