Neil Young 全アルバム 1990年代

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はじめに 関連作品 ランキング


Looking Forward(ルッキング・フォワード) CSN&Y 1999年

スタジオ録音としては3作目となるCSN&Yのアルバム。4人とも50代。楽曲、演奏、歌、それぞれに円熟を感じさせる。

ニールが手掛けたのは「Looking Forward」、「Slowpoke」、「Out Of Control」、「Queen Of Them All」。どれも「Silver & Gold」の収録曲に近い優しい曲調。


Year Of The Horse(イヤー・オブ・ザ・ホース ライブ) 1997年

ジム・ジャームッシュによるドキュメンタリー映画「Year Of The Horse」(これもファン必見)と同名のアルバムだが、収録曲は大きく異なっており、独立したライブ作品となっている。

個人的に最も聴き込んだライブ盤。「Like A Hurricane」のような代表曲こそ含まれていないものの、収録曲はどれも粒ぞろい。「Barstool Blues」「Danger Bird」(ともに「ZUMA」に収録)など過去の曲も、「Big Time」「Slip Away」(「Broken Arrow」)など近年の曲も、名演と言える演奏が収められている。


Broken Arrow(ブロークン・アロー) 1996年

再びクレイジー・ホースと組んでのアルバム。前年秋に亡くなったプロデューサー、デイヴィッド・ブリッグス(David Briggs)の存在が作品に陰を落としている。

やや地味で散漫な印象のアルバムではあるが、楽曲は名曲揃い。特に「Big Time」「Slip Away」は90年代後半のニールの代表曲だろう。


Dead Man(デッド・マン) 1996年

監督ジム・ジャームッシュ、主演ジョニー・デップの同名映画のサントラ盤。ニールは映像を見ながらギターやオルガンで即興で音を付けていったという。変化に富んだアルバムではないが、ニールのギターの音が好きなら、たまらない。


Mirror Ball(ミラー・ボール) 1995年

正式にはクレジットされていないが、バックバンドに当時絶大な人気を集めていたパール・ジャム(Pearl Jam)を起用した作品。ライブに近い形で録音したとみられ、クレイジー・ホースとのアルバムとはひと味違う、スピード感に溢れた瑞々しい演奏を聴くことができる。

ニールとパール・ジャムはこの後にヨーロッパ・ツアーも行っており、ブートレッグで聴くと、彼らがともにこの顔合わせを楽しんでいることが伝わってくる。

「Act Of Love」、「I’m The Ocean」、「Peace And Love」、「Throw Your Hatred Down」など楽曲も充実している。


Sleeps With Angels(スリープス・ウィズ・エンジェルス) 1994年

ニルヴァーナのカート・コバーンが27歳でこの世を去ったのは94年4月5日。遺書と思われる走り書きにはニールの「Hey Hey, My My」の一節が引用されていた。

その死の4カ月後にクレイジー・ホースとともに作り上げた(レコーディングは前年11月から)このアルバムは、彼への追悼作とされ、どの曲も暗く悲しみに満ちている。そして、「Tonight’s The Night」同様、その底に抑えた激情が感じられるのがニールらしい。ただ収録曲の大半はカートが死ぬ前に作られており、死後に書かれたとされるタイトル曲についても、ニール自身は直接の関連については明言していない。


Unplugged(アンプラグド) 1993年

MTV「アンプラグド」での演奏を収録したライブ版。多くのミュージシャンが同様のアルバムを出しているが、ニールの演奏はその中でもエリック・クラプトンやボブ・ディランらと並び、名盤と言って良い出来だろう。

「Harvest Moon」の曲を中心に、パイプオルガンの「Like A Hurricane」や、問題作「Trans」からの「Transformer Man」なども収録されており、名曲の新たな一面を楽しむことが出来る。

「Harvest Moon」リリース前後のライブは、ニールのアコースティック・ライブの中でも充実した内容で、アーカイヴス・シリーズで発売された「Dreamin’Man Live ’92」で聴くことが出来る。


Lucky Thirteen(ラッキー・サーティーン) 1993年

ゲフィン時代の曲の編集盤。ベストではなく、アルバム未収録曲や別テイク、ライブ録音が収められており、通常のアルバムを全て持っていても聞く価値がある。


Harvest Moon(ハーヴェスト・ムーン) 1992年

「Weld」の次は、再びアコースティックに徹したアルバム。72年の「Harvest」を意識した作品で、ベン・キース(Ben Keith)やティム・ドラモンド(Tim Drummond)、ジェイムス・テイラー(James Taylor)、リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)など、参加ミュージシャンの顔ぶれも重なっている。

「Harvest」にはエレキ・ギターの曲もあったが、こちらはより穏やかなフォーク、カントリー色の強い作品となっている。楽曲のレベルも総じて高く、静かな夜に通して聴きたいアルバム。


Weld(ウェルド ライブ・イン・ザ・フリー・ワールド) 1991年

91年のクレイジー・ホースとのツアーからの2枚組ライブ盤。70年代の「Live Rust」と対を成す、ニールのライブ盤の代表作と言って良いだろう。徹底的に歪んだ長いギターソロは、当時興隆しつつあったグランジの若手ミュージシャンには無い貫禄も相まって、唯一無二の領域に達している。気付けばニールは“ゴッドファーザー・オブ・グランジ”と呼ばれるようになっていた。

爆撃音から始まる「風に吹かれて」は湾岸戦争を意識したものか。時代と正面から対峙しようというニールの姿勢が鮮明に示されている。

「Arc」は、このライブのノイズ部分やイントロ部だけを集めて編集された35分の作品。


Ragged Glory(傷だらけの栄光) 1990年

ロックの最前線に戻ってきたニールが、盟友クレイジー・ホースと再び組んで誕生させた傑作アルバム。全編バンドサウンドで、90年代の幕開けに相応しい記念碑的作品。「Country Home」、「Love To Burn」、「Love And Only Love」とその後のライブの定番になった曲が揃っている。

「Mansion On The Hill」のシングルでは、アルバム未収録曲の「Don’t Spook The Horse」を聴くことができ、これもファン必聴の良曲。

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