ネックスピーカー/Sony SRS-NS7


Sony SRS-NS7

やっと音楽観賞用途に耐え得るネックスピーカーが登場した。

・音質は満足(LDAC接続で使用)
・バッテリーの持ちも充分(公称12時間)
・ソフト周りの使いやすさや、接続の安定性等も問題なし
・欠点は割高な値段(約3万円)と、音声ガイダンスのやかましさ

ヘッドホンの圧迫感にどうしても慣れることができず、でも家族が寝た後の深夜などにそれなりの音量で音楽を聴きたいと思うことも多い……というわけで3年ほど前にネックスピーカーが各メーカーから登場した時には、これだ!と非常に興奮した。

……ものの、テレビ等の音声を聞きやすくするという用途のものばかりで、結局、音楽鑑賞に適した製品は無かった。

そうした中で唯一、JBLのSoundgearが、Bluetoothスピーカーと割り切れば音質的には及第点で、しばらく使っていたのだけど、ホワイトノイズが耳障りだったのと、起動音や警告音が大きいのが非常に鬱陶しく、次第に使う気が薄れてしまった。(ファームウェアのアップデートで起動音は小さくなったものの、バッテリー残量低下の警告音はうるさいまま。しかもバッテリーの持ちが悪く、残量切れの1時間前からくり返し鳴るという困った仕様)

その後も新製品に期待し続けるも、発売されるのはテレビ視聴用のローエンドモデルばかりで、音楽観賞用の需要はないのか……と諦めかけていたところに、Sonyからハイエンドモデルが登場。値段的にはなかなか悩ましいところだったけど、結局発売(21年10月)直後に購入してしまった。

SRS-NS7も「BRAVIA XR」との連携で立体音響が楽しめることを売りにしていて、まずはテレビでの使用を想定しているようだが、LDAC接続や360 Reality Audio対応など、音楽用にも適したスペックを備えている。スマホとLDAC接続すれば、そこそこのヘッドホンに負けない音が出るし、音質については現時点ではネックスピーカーの最高峰だろう(値段も)。

また、ネックスピーカーは耳の下~斜め後ろあたりから音が聞こえるという違和感が避けられないが、これはわりと自然に広がって聞こえる。Amzon Musicなどにある360 Reality Audio対応楽曲なら、包み込まれるといったらさすがに大げさだけど、耳の下で鳴っているということはほとんど気にならない。

重量は約318g。個人的には数時間着けっぱなしでも気にならないけど、小柄な人はやや疲れを感じるかもしれない。ただ、安定感のある形状で、着け心地は他のネックスピーカーより良い印象。

唯一の不満が、Soundgearと同じく、音声ガイダンス(「電源が入りました」「バッテリーが少なくなりました」)の音量。ぎりぎり我慢できる大きさであることと、バッテリーがわりと持つこともあって、Soundgearほど気にはならないが、メーカーは、夜間などの静かな環境で使いたいという用途があることを理解しているのだろうか

正直、ヘッドホンやイヤホンと比べると割高(現状ではテレビ用トランスミッターとのセット販売のみのため、音楽用スピーカーと考えるとさらに割高)ではあるものの、ヘッドホンが嫌な身にとっては現状これが唯一の選択肢。実際にかなり活躍中。

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