投稿日: 2016-06-272017-02-01 投稿者: rohen生きてるものはいないのか 前田司郎「生きてるものはいないのか」 日常を描きながら、登場人物が理由も無く次々と死んでいく。中盤以降は延々と「死に方」だけが描かれる。とはいえ、悲愴的なドラマではない。最後の言葉は中途半端で、誰もが見せ場など無くあっさり死んでいく。死体は舞台上に積み重なっていく。 何となく、人は自分の死に方は選べる気がしている。ここに描かれる死は例外無く滑稽だが、だからこそ、死に方は選べないという事実を突きつけられる。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連