開高健「輝ける闇」
開高健を読むのは随分と久しぶり。
抑制された文章に、時折、抑えきれないかのように現れる過剰な比喩。熱帯雨林の湿気、ベトナムを覆う息苦しさのよう。
“輝ける闇” の続きを読む
読んだ本の記録。
橋爪大三郎、大澤真幸「ふしぎなキリスト教」
キリスト教というより、ユダヤ教から始まる一神教入門。
人間中心に世界を見る多神教に対し、人間から完全に隔たった神が中心の一神教。神の意志が捉えられないからこそ続く問いかけ。それこそが信仰で、教祖の言葉が全てとなりやすい新興宗教との大きな違いだろう。
“ふしぎなキリスト教” の続きを読む