2014年に読んだ本は106冊(前年比26↓)、計2万9725ページ(同約1万↓)、1日平均81ぺージ(同28↓)と大きく減った。
その中で、石牟礼道子の自伝「葭の渚」と、終戦を知らずニューギニアの密林で暮らした10年を綴った島田覚夫「私は魔境に生きた」は強く心に残った。
“世界一幸せな土地”を求めて旅するE.ワイナーの旅行記「世界しあわせ紀行」、アメリカ製の心の病が世界を席巻していく状況に警鐘を鳴らすE.ウォッターズ「クレイジー・ライク・アメリカ」、河竹黙阿弥の生涯を描く河竹登志夫「黙阿弥」なども面白かった。
小説では、石牟礼道子「十六夜橋」、有吉佐和子「紀の川」、村上春樹の新訳、サリンジャーの「フラニーとズーイ」、松井今朝子「仲蔵狂乱」、黒川博行「文福茶釜」など。どれも最近の作品ではないけど。