2100年の科学ライフ

ミチオ・カク「2100年の科学ライフ」

2100年、科学はどこまで進歩し、ライフスタイルはどう変わっているか。医療やナノテクノロジー、エネルギー、宇宙開発などの分野について、現在の課題と今後の発展を考察した一冊。

シリコンに替わる素材や並列処理でムーアの法則の終焉を避けられるのか、パターン認識と常識を人工知能に盛り込むことができるのか、宇宙開発におけるコストの問題…などなど。

技術は直線的には発展せず、ブレイクスルーを経て段階的に歩みを進めていく。ライフスタイルも技術だけではなく、発想の革命で変わっていく。だからこそ、未来社会の予想はまず当たらない。

未来予想図と言うより、現代科学の最前線と越えるべき課題の概説書として非常に面白い。

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