TOKYO 0円ハウス 0円生活

坂口恭平「TOKYO 0円ハウス 0円生活」

隅田川沿いで暮らす「鈴木さん」。建材は全て拾い物、電気は不要バッテリーをガソリンスタンドで貰い、収入源のアルミ缶は拾うのではなく契約したマンションや家庭から回収する。徹底した合理性と生活を楽しむ知恵。都市の隙間で生き、文字通り“ホーム”のある“ホームレス”。自分で工夫して住まいを作るそのスタイルは、出来合いのものを選ぶだけの自由しかない現代で、より人間本来の生き方に近いように思える。住まいとはなんだろうと考えさせられる。

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