投稿日: 2012-07-152019-12-27 投稿者: rohen空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集― 寮美千子「空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集―」 少年刑務所の教室で書かれた57篇の詩。技巧の全くないシンプルな言葉だけに、純粋な気持ちがすっと伝わってくる。特に家族に関する詩が多く、中には抑圧などの微妙な歪みが感じられるものも。 「犯罪者」とどう向き合うか。少年犯罪は家族や周囲の環境の影響が大きいだけに、更正は非常に大きなテーマだが、それを抜きにしても一冊の詩集として胸を打つし、詩とか言葉の原点を感じさせる。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連