人間はどこまで耐えられるのか

フランセス・アッシュクロフト「人間はどこまで耐えられるのか」

人間はどこまで高く、深く、暑く、寒く、速く…。

タイトルはともかく、内容は硬派な生理学の本。人間の挑戦と科学者による検証の歴史を振り返りつつ、身体の仕組みを、減圧症や高山病、熱中症の仕組みなどを交えて詳しく解説し、人間の限界を探る。

呼吸が酸素ではなく二酸化炭素ベースで行われていることなど、身体の不思議と奇跡的な調整機能にため息が出る。結構実用的な知識も。

訳の文章は読みやすいけど、ところどころ意味が通らない個所や誤りがあるのが気になる。1mSv(1000μSvの3乗)って…。

コメントを残す