投稿日: 2012-02-252017-02-18 投稿者: rohen夏の闇 開高健「夏の闇」 日本でもベトナムでも無い異国の地で、眠り、食、性の描写が続く。 ベトナムが舞台だった「輝ける闇」より文体や思考は濃密になっているのに、そこには生の実感と呼べるようなものがほとんど無い。現実の近さを取り戻すためには、ベトナムに戻るしかないのだろうか。 久しぶりに「輝ける闇」と続けて読んで、開高健の文章ってこんなにも見事だったかと驚いた。「その頃も旅をしていた」の書き出しも、ラストも素晴らしい。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連