投稿日: 2011-09-032017-02-24 投稿者: rohen小銭をかぞえる 西村賢太「小銭をかぞえる」 自分の屑さを客観視し、エンターテイメントとして提示する。この視点はかつての私小説には無かった(というより、ここまであっけらかんとしていなかった)もので、読みながら共感はできないが、大変面白い。 町田康が解説で“自由の感覚”と呼んでいるのがしっくりくる。 私小説というスタイルはほとんど消えてしまったけど、価値観が多様化してぼやけている今だからこそ、新しいものが生まれ得る土壌がある気がする。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連