記憶を主題とした短編7本。直木賞受賞作。
幼い頃の記憶が次第に説き明かされていくうちに、忘れてしまいたかった過去が顔を出す。表題作はホラー調。収録作はミステリーとホラーが半々くらいだが、いずれも完成度が高い。中でも、母と自分の幼き日の体験が現在にループする「ねじれた記憶」が白眉。
記憶とは甘く切ないものであると同時に、恐ろしいものでもある。
読んだ本の記録。
記憶を主題とした短編7本。直木賞受賞作。
幼い頃の記憶が次第に説き明かされていくうちに、忘れてしまいたかった過去が顔を出す。表題作はホラー調。収録作はミステリーとホラーが半々くらいだが、いずれも完成度が高い。中でも、母と自分の幼き日の体験が現在にループする「ねじれた記憶」が白眉。
記憶とは甘く切ないものであると同時に、恐ろしいものでもある。