投稿日: 2013-09-252017-02-13 投稿者: rohenきことわ 朝吹真理子「きことわ」 不確かな過去の記憶。感傷を言葉を重ねて表現したような小説。貴子と永遠子の視点が交錯し、過去と現在、現実と夢が溶け合う。今自分が読んでいる視点がどこにあるのか分からなくなる。やや試作のような雰囲気があるが、技巧的で文章も美しい。巻末の町田康の解説が素晴らしい。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連