米・百姓・天皇 日本史の虚像のゆくえ

網野善彦ほか「米・百姓・天皇 日本史の虚像のゆくえ」

日本は瑞穂の国なのか。稲作中心史観を問い直し、明治政府の農本主義がいかに日本の歴史像を歪めたか検証する。

「百姓=農民」との理解が日本の多様性を見失わせた。

網野善彦の頑固さと、石井進の冷静な指摘が対照的。内容的には他の著書の繰り返しだが、拡散、先鋭化するきらいのある網野史学の脇を固める良対談。

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