沖で待つ

絲山秋子「沖で待つ」

併録の「勤労感謝の日」と共に会社や社会への思いを抑えた筆致で描く。会社の同期との仲間感覚とかに共感できる人には心に残ると思うけど、個人的にはあまり響かなかった。一世代上、30代後半~40代辺りの感覚なのかな。

最後の「ぶんたろう」は風刺なんだろうけど、風刺なら中途半端で物足りない。

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