動物園物語/ヴァージニア・ウルフなんかこわくない

エドワード・オールビー「動物園物語/ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」

エドワード・オールビーの戯曲2篇。アメリカらしいリアリズムの上に築かれた不条理劇。

「動物園物語」は、著者略歴で現代社会のコミュニケーションの欠落を描いた作品と書かれているけど、むしろこれを欠落と捉えることが現代的なのかも。

「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」は二組の夫婦が入り混じって罵り合う、凄みのある対話劇。破綻したように見える関係の中でも、夫婦は人生を共有している。

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