2014年まとめ

2014年に読んだ本は106冊(前年比26↓)、計2万9725ページ(同約1万↓)、1日平均81ぺージ(同28↓)と大きく減った。

  

その中で、石牟礼道子の自伝「葭の渚」と、終戦を知らずニューギニアの密林で暮らした10年を綴った島田覚夫「私は魔境に生きた」は強く心に残った。

 

“世界一幸せな土地”を求めて旅するE.ワイナーの旅行記「世界しあわせ紀行」、アメリカ製の心の病が世界を席巻していく状況に警鐘を鳴らすE.ウォッターズ「クレイジー・ライク・アメリカ」、河竹黙阿弥の生涯を描く河竹登志夫「黙阿弥」なども面白かった。

小説では、石牟礼道子「十六夜橋」、有吉佐和子「紀の川」、村上春樹の新訳、サリンジャーの「フラニーとズーイ」、松井今朝子「仲蔵狂乱」、黒川博行「文福茶釜」など。どれも最近の作品ではないけど。

2013年まとめ

2013年の読書量は前年より2冊多い132冊、39788ページ、1日平均109ページ。

印象に残った本は、読んだ順に、
渡辺一史「こんな夜更けにバナナかよ」、ジョン・クラカワー「空へ」、吉田司「下下戦記」、奥野修司「ねじれた絆」、沢木耕太郎「テロルの決算」、古川隆久「昭和天皇」、高野秀行「謎の独立国家ソマリランド」、高田衛「完本八犬伝の世界」、高山文彦「火花」、石牟礼道子「椿の海の記」、有吉佐和子「一の糸」、幸田文「きもの」、網野善彦「宮本常一『忘れられた日本人』を読む」、ロメオ・ダレール「なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか」、宮本常一「炉辺夜話」、モハメド・オマル・アブディン「わが盲想」、蔵前仁一「あの日、僕は旅に出た」、服部龍二「広田弘毅」、藤林貞雄「性風土記」、角幡唯介「雪男は向こうからやって来た」、奥野修司「ナツコ 沖縄密貿易の女王」など。

  

  

  

2012年まとめ

2012年の読書数は130冊(前年比19冊減)、37016ページ(同約1万ページ減)。

古い本は除いて、印象に残ったもの。
まずノンフィクションから。

  

松本仁一「兵隊先生 沖縄戦、ある敗残兵の記録」
増田俊也「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
高山文彦「エレクトラ―中上健次の生涯」
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