山海経 ―中国古代の神話世界

「山海経 ―中国古代の神話世界」

獣がいる、その状は狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。食ったものは邪気におそわれぬ―

最古の地理書。奔放な想像力が生み出した作品か、それともこれが「現実」だったのか。

淡々とした記述で、通して読んで面白いものでもないけど、その世界自体が魅力的。妖怪、神仙の類と現実の動植物が混在して、本当にこんな世界が広がっていたんじゃないかという気にさせる。

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