舟木一夫の青春賛歌

大倉明「舟木一夫の青春賛歌」

昭和史の重要な一側面である歌謡曲の歴史を描いていて、舟木一夫のファン以外にも勧められる一冊。

貧窮、鮮烈なデビュー、低迷、復活という舟木一夫の半生も印象的だが、結果的にそれが昭和の風俗史に重なっている。今や“流行歌”は消えてしまったが、歌が社会風俗を表していた時代があった。大量の歌謡映画が作られ消えていった、舟木一夫はその時代の最後のスターの一人でもある。

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