投稿日: 2015-01-182017-02-17 投稿者: rohen不義密通 ―禁じられた恋の江戸 氏家幹人「不義密通 ―禁じられた恋の江戸」 古典を理解する上で、江戸時代の貞操観念の理解が欠かせないと思い、手に取った一冊。 (実際には、上記の真面目な理由と、下世話な関心が半々) 不義密通の事例を各藩の史料から次々と引用していくばかりで、それほど厚い本でもないのにお腹いっぱい。人の世は今も昔も変わらないんだな、という印象。ただ体面は現代とは比べ物にならないほど気にされたようで、寝取られた側にも課される厳しい処分や、妻敵討の事例はなかなか興味深い。もう少し社会学、歴史学的な考察があれば。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連