投稿日: 2012-01-272017-02-19 投稿者: rohenインディヴィジュアル・プロジェクション 阿部和重「インディヴィジュアル・プロジェクション」 数年前に一度読んだはずだが、印象も内容もまったく記憶に残っていない。久しぶりに読んでみると、意外なほど面白い。 スパイ塾、事故、殺人、ヤクザ、プルトニウム…、読み進むにつれ、どこまでがこの物語の中の「現実」で、何が主人公の記憶の錯綜なのか分からなくなってくる。最後まで読むと、どっちでもいいやという気持ちに。不思議な読後感だが、悪くない。良い意味で“B級純文学”と言えるかもしれない。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連