投稿日: 2016-01-222017-02-04 投稿者: rohenきのうの神さま 西川美和「きのうの神さま」 短編集。医者が主人公のものが多いが、医療ドラマというよりは、地方社会や家族の姿を描いた作品集という感じ。見下したり、嫌悪したり、誰もが日常で抱く後ろめたい感情を丁寧にとらえている。といっても、それを過剰に追究するのではなく、もやもやしたものをさらっと書いていくのが著者らしい。いやらしさと温かさが表裏一体となって存在する人間の描き方が秀逸。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連