宮田珠己「なみのひとなみのいとなみ」
ぐだぐだなエッセイ。といっても決して悪い意味ではなく、相変わらずおもしろい。
著者は本業?の旅エッセイでも、旅の内容はほとんど書かず、いつも中身が無いのに、読んでいて思わず笑ってしまう。
この本は身近な日常生活の話題と、「突然、働きたくない、という天啓に打たれた」「おお、神よ、私は、働きたくない」と思い続けた会社員時代の回想が中心で、旅モノよりさらに中身が無い。
読んでいるこちらも力が抜けて、がんばらないで、好きなことやって生きていきたいと思う。同時に気持ちも軽くなる。