精霊の守り人

上橋菜穂子「精霊の守り人」

久しぶりにファンタジーを読みたいと思って、読んだことの無かった著者の代表作を。ストレートな異世界ファンタジーだけど、その背景に文化人類学的、構造主義的な骨太の世界観があって、現実のこの世界を描いているとも感じられる。大人になるとなかなか夢中になれるファンタジーって見つからないけど、これは3年くらい前に読んだル=グウィンの「西のはての年代記」に劣らぬ面白さ。

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