せんべろ探偵が行く

中島らも、小堀純「せんべろ探偵が行く」

千円でべろべろ、略してせんべろ。大阪から始まる、ゆるーい大衆酒場紀行。この飲み歩きの少し後に中島らもは亡くなってしまう。既に身体はぼろぼろだったのだろう。体調不良を伺わせる描写があちこちに出てくるが、飄々とした不思議な魅力を放っている。彼の存在感、なぜ人を引きつけたのかが伝わってくる一冊。

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