投稿日: 2013-09-232017-02-13 投稿者: rohenティンブクトゥ ポール・オースター「ティンブクトゥ」 ホームレス詩人ウィリーと犬のミスター・ボーンズ。ボーンズの視点で語られる話だが、その思考は哲学的で、もはや犬である必然性が無い。そうした設定も含めて決してセンチメンタルにならないのがオースターらしい。あらすじはシンプルだが、安易なメロドラマに堕さない。ウィリーに先立たれたボーンズは新たな環境で生きていこうとするが……。現代のアメリカを書いた作品とも、生の実感と自由を巡る物語とも言える。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連