山背郷

熊谷達也「山背郷」

東北の山村、漁村を舞台とした短編集。明治から昭和にかけて、まだ人間が自然と直接向き合っていた時代の人の生き様を真正面からとらえている。どれもあっという間に読めてしまう短さだけど、東北訛りの会話の味わいもあってしっかり心に残る。いまどき珍しいくらいまっすぐな小説。「御犬殿」「川崎船(ジャッペ)」の2編が特に良い。

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