恒川光太郎「夜市」
表題作と「風の古道」の2本。さまざまな世界が混ざり合い、対価さえ払えば何でも手に入る夜市。魑魅魍魎が闊歩し、世界の裏側を通って各地をつなぐ不思議な古道。設定だけ書いたら既視感のある話だが、舞台の見せ方や物語の進め方が巧みで、それがシンプルな文体と相まって非常に魅力的な世界を構築している。
夜市で弟と引き替えに野球の才能を買った男は慚愧の念から再び市を訪れる。古道に迷い込んだ少年は、古道で生まれ育ち、外の世界に出たことが無い青年と出会う。
ホラー小説大賞の受賞作だが、ホラーというよりはファンタジー。
それぞれの世界で幾らでも物語が生まれそう。ちょっと不思議な雰囲気の物語が好きな人におすすめ。
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