いとうせいこう「ノーライフキング」
ファミコン世代の子供たちの噂ネットワーク。その得体の知れなさを題材とした1988年発表の小説。
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読んだ本の記録。
石川直樹、須藤功、赤城耕一、畑中章宏、宮本常一「宮本常一と写真」
宮本常一の写真は決して上手な写真ではない。自身の影や被写体と関係の無いものがよく写り込んでいる。ただ、どこかひかれるものがある。
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岡田喜秋「定本 日本の秘境」
経済成長の波がまだ地方に及んでいない昭和30年代前半に書かれた紀行文。秘境とは書いているものの、人跡未踏の地ではなく、あくまで人間の住む土地。九州脊梁山地から、神流川、大杉谷、佐田岬、襟裳岬…。中宮、酸ヶ湯、夏油といった温泉の往時の姿も興味深い。
宮本常一は「自然は寂しい。しかし人の手が加わるとあたたかくなる」と書いたが、まさにその“あたたかな風景”を求める旅。
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