まず使わないだろうと思いつつ、新しいモノ好きの好奇心に負けてAmazon Echoを購入。
1万円前後の卓上スピーカーとしては音質も悪くなく、音楽再生用としてもそこそこ実用に耐えるレベル。Google HomeにはないAUXやBluetoothで外部スピーカーやヘッドフォンに出力できるので、本格的な音楽プレイヤーとしても使うことができる。
ただ発売時にSpotify連携を謳っていたのに、現時点で未対応、対応時期も未定というのが大誤算。
(2018年12月追記:1年かかったが、日本語版でもデフォルトのプレーヤーとして選ぶことができるようになった)
Amazon Music UnlimitedのEchoプラン(再生機器がEchoのみに限定される)が月額380円とかなり安いので、とりあえずそれで様子見中。
ただ基本的に音声でしか操作が出来ず、アレクサアプリ上にも楽曲の検索窓が無いため、聞きたい曲をかけるのはかなり難しい。特に洋楽は一部のメジャーなアーティストを除いてはまず聞き取ってもらえない。日本語モードはカタカナ英語の聞き取りに最適化されているのか、エリック・クラプトンのような名前なら反応するが、R.E.M.も無理だし、Tinariwenは何度いっても平井堅になってしまう。端末の使用言語を英語に切り替えると劇的に改善されるものの、その場合は他の操作も全て英語で行う必要が出てきてしまう。
日本語の聞き取りに最適化するあまり、英単語や英語名も、無理矢理、響きが似た日本語として認識してしまうようだ。アルファベットの聞き取りも不安定で、Radikoで局を指定する際も3文字アルファベットの局名だと、誤認識が頻繁に起こる。
「Tinariwenの曲をかけて」の場合、いくらTinariwenの発音を変えてみても、平井堅のほか、千成、きなり、などの単語でしか検索されないが、英語モードにして「Play Tinariwen’s music」と言った場合、かなりたどたどしい発音でもばっちり聞き取ってくれる。逆に英語モードで日本語の名前を言った場合、似たような響きの単語が英語にないためか、結構な精度で聞き取ってくれる。音楽プレイヤー中心に使うなら、いっそ英語モードで運用するのが良いかもしれない。
音楽以外では今のところ、朝、着替えながら天気を訊いたり、Googleカレンダーの予定を確認したりというくらい。ただ、手を使わずに指示が出せるのは思った以上に楽で、おもちゃ止まりという予想に反して、結構将来性のあるデバイスという印象。今後の改善、発展が楽しみ。