投稿日: 2012-05-132017-02-18 投稿者: rohen万延元年のフットボール 大江健三郎「万延元年のフットボール」 久しぶりの大江作品。とにかく過剰。描写も要素も醜悪さも希望も。 万延元年の一揆を通奏低音とした作品だが、要約が不可能なほど主題が入り組んでいる。 安保闘争の影など時代を色濃く感じさせる一方で、井戸や理不尽な暴力など、次の世代である村上春樹的なものの原型も多数見えている。混乱しつつも、かなり長い射程を持った作品で、改めて67年の作品と考えると結構な驚き。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連