投稿日: 2011-11-192017-02-21 投稿者: rohen西ひがし 金子光晴「西ひがし」 「どくろ杯」「ねむれ巴里」に続く自伝3作目。 妻をベルギーに残して日本への帰途、戦争の空気が漂い始めたマレー半島で再び当てどない生活に。 前二作と同じく晩年に回想して書いたものながら、今作では人や社会を見る視点がクリアになっている気がする。虚実入り交じる生活で揺れ動く心は変わらないが、悲壮感が薄れ、軽さや力強さが生まれつつある。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連