聖の青春

大崎善生「聖の青春」

「勝星は自分の生きかたを正当化する手段というだけではなく、自分と関わり苦しんできたすべての人間を正当化してくれる」

そう信じて、ひたすら名人位を目指した。

羽生や森内、佐藤と同世代に生まれ、29歳でA級に在籍したまま亡くなった村山聖。

難病を抱える弟子のため、師匠は買い出しも見舞いも洗濯も行った。弟子に感化された師匠も、生き方を少しずつ変えていく。

周りを巻き込み、惹き込みながら、これほどまっすぐに生きられるのか。師弟愛という言葉が安すぎるほど、師匠・森信雄との深い信頼関係が胸を打つ。

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