投稿日: 2012-05-032017-02-18 投稿者: rohen天平の甍 井上靖「天平の甍」 日本仏教の興隆期、命がけで唐に渡った留学僧と、戒律を日本にもたらした鑒真。淡々とした筆致で、歴史の中の人間を描く。 日本に持ち帰るための写経に生涯を費やしながら、経典もろとも海の藻屑と消える業行。鑒真招来に心血を注ぎながら、志半ばで病に倒れる栄叡。 大きな歴史の流れの中で、多くの人の人生には捨て石に過ぎない。だからこそ、その歴史の積み重ねである今が尊い。 共有:Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)クリックして Pinterest で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連