シェイクスピア「マクベス」
四大悲劇の一つとされているけど、「リチャード三世」のようなスピード感と鮮やかさがあって読みやすい。リチャード三世は悩まず破滅の道を走るが、マクベスは苦悩し、魔女の予言に囚われてしまう。マクベスと夫人の会話は1人の人間の内面のやりとりのよう。夫婦の立場が入れ替わる構成も巧み。シェイクスピア作品の中でも、物語の見せ方という点で、特に現代的に感じる。
読んだ本の記録。
「風姿花伝」
観阿弥の教え、世阿弥の書。
世阿弥は能の美を花に喩え、花を知るために種=技芸を知るよう説く。
「花のあるやうをしらざらんは、花さかぬ時の草木をあつめてみんがごとし」
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徳永京子、藤原ちから「演劇最強論」
若手〜中堅劇団を中心とした演劇ガイド。以前は全く興味がなかった世界だが、最近足を踏み入れて、他のジャンル以上に今なお創造性豊かな作品が作られていることに驚いた。20世紀を通じて他の表現手法の鉱脈が徹底的に掘られ、停滞感が漂う中、それらの成果がよりプリミティブな芸術である舞台に環流しているのかもしれない。
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