著者の作品を読むようになったのは比較的最近で、バックパッカーのような旅をしていたことや、旅のエッセイを結構書いていることも知らなかった。
旅行記の面白さには二種類あって、一つは自分ができない旅を体験させてくれること、もう一つは自分がした旅を思い出させてくれること。著者のエッセイは後者(団体旅行しかしたことがない人には前者だろうけど)で、等身大の旅の描写に、読みながらうなずくことが多かった。
“いつも旅のなか” の続きを読む

読んだ本の記録。
著者の作品を読むようになったのは比較的最近で、バックパッカーのような旅をしていたことや、旅のエッセイを結構書いていることも知らなかった。
旅行記の面白さには二種類あって、一つは自分ができない旅を体験させてくれること、もう一つは自分がした旅を思い出させてくれること。著者のエッセイは後者(団体旅行しかしたことがない人には前者だろうけど)で、等身大の旅の描写に、読みながらうなずくことが多かった。
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1879年に発表されたイプセンの名作。近代劇の到来を告げる作品であり、家庭における女性を、意志を持った一人の人間として描いた最初の作品でもある。難しく考えなくても、単純にサスペンスタッチの家庭ドラマとして十分に面白い。
“人形の家” の続きを読む
リチャード・ロイド・パリー「津波の霊たち 3・11 死と生の物語」
英「ザ・タイムズ」紙の東京支局長による被災地のルポルタージュ。6年にわたる被災地取材の記録であり、津波被害、中でも児童の多くが犠牲になった大川小の遺族の話を中心に据えつつ、共同体や死を巡る日本人の心性をも掘り下げていく。東日本大震災に関する最も優れた記録の一つであると同時に、日本人論、日本文化論としても白眉の内容。
“津波の霊たち 3・11 死と生の物語” の続きを読む
インド旅行記のロングセラー。出版社/雑誌の「旅行人」を主宰する著者の原点であり、1980年代後半以降のバックパッカーに大きな影響を与えた一冊。2001年刊行の新版は、86年刊行版に新たなイラストやデータが追加されている。
“新ゴーゴー・インド” の続きを読む
「ワンダー Wonder」で描かれなかった三つの物語。後日譚ではなく、前作でいじめっ子として描かれたジュリアンと、幼なじみのクリストファー、優等生のシャーロットの3人の視点で、それぞれの学校生活が綴られる。
“もうひとつのワンダー” の続きを読む
春間豪太郎「行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険」
ロバに荷車を引かせてモロッコを南北に縦断。モロッコと言ってもアトラス山脈から地中海にかけての地域で、人跡未踏の地を行く前代未聞の大冒険!という性質の挑戦ではないが、行く先々で起こる事件や出会いの一つ一つが非常に面白く、旅の魅力に富んでいる。どことなく、電波少年の旅のようなノリ。
“行商人に憧れて、ロバとモロッコを1000km歩いた男の冒険” の続きを読む