中上健次「讃歌」
「日輪の翼」の続編。「枯木灘」や「奇蹟」といった作品群を生み出した“路地”無き後の物語で、延々と続く性描写が空しい。
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読んだ本の記録。
スティーヴン・D・レヴィット、スティーヴン・J・ダブナー「ヤバい経済学」
経済学の手法を用い、米国の犯罪減少の最大の要因が中絶の合法化であることや、相撲の八百長を統計データを基に証明する。
子供が銃で死ぬリスクより、家の裏のプールで死ぬリスクの方が遙かに高いのに、銃のリスクばかりを気にしてしまう理由など、物事の見方として大変参考になる。
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国分拓「ヤノマミ」
南米アマゾンの先住民、ヤノマミ。
生まれた子を精霊としてそのまま天に返す場面に衝撃を受ける。死生観などの価値観は、想像ができないほど我々日本人と隔たっている。それでも同じ様な感情を抱く。それが人らしさなのだろう。
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