Songlines Music Awards

Music in Exile / Songhoy Blues

Songlines(ソングラインズ)は英国の雑誌。BBC Radio 3がAwards for World Music(BBCワールド・ミュージック・アワード)を廃止したのに伴い、2009年に独自の賞を創設した。

◇Songlines Music Awards

2009
BEST ARTIST: Rokia Traoré
BEST GROUP: Amadou & Mariam
CROSS-CULTURAL COLLABORATION: Jah Wobble & The Chinese Dub Orchestra
NEWCOMER: Kiran Ahluwalia
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BBC Radio 3 Awards for World Music

BBCワールド・ミュージック・アワード

Segu Blue / Bassekou Kouyate

ワールド・ミュージック、と一言で言っても幅が広い。
(世界の広さだけ包括する音楽の幅があるのだから当然だ)

最近のワールド・ミュージックは、伝統的な民族音楽(ethnic music)を下敷きにしつつも、RockやR&B、Hip-Hopなど西洋音楽の影響を受けていたり、それらの技法を逆輸入して洗練された音を作り出していて、いわゆるポピュラー・ミュージックにしか馴染みがない人でも抵抗無く聴くことが出来る。それだけに、触れる機会がないというだけで聴かないのはもったいない。

ただ国内ではあまり馴染みのないジャンルで、日本語で手に入る情報は限られているのが悩ましいところ。

個人的に、興味を持ち始めて最初に参考にしたのが、BBC Radio 3が2008年まで主催していたAwards for World Music。

BBCのサイトは年度ごとに特設ページが分かれており、過去の受賞者をまとめたサイトも見つからなかったため、以下に個人的なメモを兼ねて一覧にしてみた。09年からはSonglines(ソングラインズ)という英国の音楽雑誌が、賞の精神を継ぐような形でSonglines Music Awardsを主催している。

◇BBC Radio 3 Awards for World Music

2002 Winners
Africa: Djelimady Tounkara
Asia/Pacific: Yat-Kha
Americas: Cachaito Lopez
Europe/Middle East: Taraf de Haidouks
Boundary Crossing: Nitin Sawhney
Innovator: Manu Chao
Newcomer: Susheela Raman
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温室/背信/家族の声

ハロルド・ピンター「温室/背信/家族の声」

ハロルド・ピンターの戯曲集。難解と言われる作家だが、「背信」は純粋にドラマとして引き込まれる。不倫する男と女、その夫。ほぼ三人芝居で、関係の終わりから始まりまでの場面を時間を遡って見せていく。その過程で、誰がどこまで知っていたのかが次第に明らかになり、人間関係のさまざまな“背信”が浮き彫りになる。

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消失/神様とその他の変種

ケラリーノ・サンドロヴィッチ「消失/神様とその他の変種」

ケラリーノ・サンドロヴィッチの戯曲2本。ちょっとずれたテンポの良い会話に引き込まれる。「消失」は兄弟愛を軸に“消えること”に対する哀愁が全編に満ちた作品。活字で読むと少し感傷的すぎるかもしれないが、生身の役者を思い浮かべながら読むと胸を打つ。「神様とその他の変種」は家族の話。ナンセンスな愛憎が入り乱れて要約不可能。笑いつつ、心が毛羽立つ。作家自身が書いているように別役実的な雰囲気。

現代口語訳 秋山記行

現代口語訳 「秋山記行」 (信濃古典読み物叢書8)

昔の人の旅行記を読むのは面白い。

「我々里の者は、さまざまな悩みを心身にため、欲望をほしいままにし、鳥や魚の肉を食べ散らし、悩みや悲しみで心を迷わして、日々暮らしている。これでは夏の虫が火に入り、流れの魚が餌にかかるように寿命を縮めるばかりである。少しでも暇を手にすると、私のように金銭欲や名誉欲に走り――」「できるなら、私もこの秋山に庵を結んで、中津川の清流で命の洗濯をしたい」

都市生活に疲れた現代人の嘆きのようなこの文章、いつ書かれたものだろうか。
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一日に一字学べば…

桐竹勘十郎「一日に一字学べば…」

桐竹勘十郎の芸は、人形に息を吹き込む、という表現が大げさではないことを教えてくれる。

14歳で入門して芸歴50年。修行の日々を振り返りつつ、文楽と人形への思いを語る。芸談というよりも、修行や仕事についての経験談となっており、文楽に興味のない人にも勧められる内容。好きであること、不安だから努力すること、自分で考えること。文楽の世界だけでなく、働くこと全般について考えさせられる。もちろん文楽の入門書としても優れた一冊。
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なぎさホテル

伊集院静「なぎさホテル」

作家としてデビューする前後の20代後半から30代にかけて「逗子なぎさホテル」で過ごした7年間を随筆風に綴った小説。妻と別れ、会社も辞めて借金にまみれ、宿泊費も満足に払えない若者を家族のように迎えてくれた支配人をはじめとする人々の温かさに、読んでいるこちらも心が安らぐ。この期間の重要な部分を占めただろう夏目雅子との日々についてはほとんど触れられていないが、これは著者の哲学によるものだろう。
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運命の子 トリソミー

松永正訓 「運命の子 トリソミー: 短命という定めの男の子を授かった家族の物語」

悲しみや苦しみは幸せの対義語と考えてしまいがちだが、それは比べられるものではなく、悲しみや苦しみと同時に幸せは存在しうるということを思わされた。喜びとつらさのどちらが大きいかという比較も意味がない。
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鳩どもの家

中上健次「鳩どもの家」

中上健次の初期作3本。薬でラリった予備校生の無為な日々を綴る「灰色のコカコーラ」は、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」を連想させるが、村上龍が中上のこの作品の影響を受けたようだ。

こうした初期の作品から路地を舞台にした一連の作品群へと達したのが不思議なような気もする一方、最後の「五錠は母のため、後の五錠は兄のため、姉のためにも三錠――」とドローランを飲む場面からは、やはり中上は最初から書くべきものを持っていた作家という印象を受ける。
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