平田オリザ「演劇入門」
平田オリザによる戯曲の書き方を通じた演劇論。
「伝えたいことなど何もない。でも表現したいことは山ほどある」という表明はポストモダンの芸術全般に通じる。
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読んだ本の記録。
平田オリザ「演劇入門」
平田オリザによる戯曲の書き方を通じた演劇論。
「伝えたいことなど何もない。でも表現したいことは山ほどある」という表明はポストモダンの芸術全般に通じる。
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網野善彦「宮本常一『忘れられた日本人』を読む」
文字資料に頼る歴史は、時代を経るごとに社会の多様さを見落としていく。
百姓、女性、老人、子供、遍歴民……日本列島の無文字社会を蘇らせる試みを続けた宮本常一。中世史家の網野善彦がその代表作を読み解く。
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別役実「壊れた風景/象」
別役実の代表作のひとつ「象」。病床で原爆症に苦しみつつも、背中に残るケロイドを人々に見せびらかすことを夢見る男。原爆の悲惨さを扱った作品である以上に、圧倒的な暴力の被害を受けた時、人がどこにアイデンティティを求めて生きていくかの問題を浮き彫りにしている。
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「ニール・ヤング自伝」
ニール・ヤング初の自伝。自伝とはいうものの、全然時系列になっていない、とりとめのない文章がこの人らしい。音楽活動の思い出を軸としつつ、音質へのこだわりや、趣味の車、鉄道模型などなど、思いつくまま書き連ねていったかのよう。
「お察しの通り、わたしは自分の思考をほとんどコントロールできない。今までのところ、書き直しをしたのはほんの1パラグラフほどだ」
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