道尾秀介「向日葵の咲かない夏」
自殺したクラスメイトを巡る物語。予備知識無しで読み始めたら、ファンタジー? ホラー? ミステリー? と二転三転する話に引き込まれて、一気に読了。一種の叙述トリックだけど、あっと驚くタイプのネタ明かしではなく、どんどん気分が沈んでいって、複雑な気持ちの残るラスト。
読んだ本の記録。
車谷長吉「赤目四十八瀧心中未遂」
“普通の人生”からドロップアウトして、安アパートの一室でひたすら串に臓物を刺し続ける日々。アマと呼ばれる往時の尼崎の雰囲気に引き込まれる。
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