Songs For Judy

Neil Young “Songs For Judy”

1976年11月の米国ツアーからの22曲。この年は春に来日公演があり、夏には2017年にやっと日の目を見たアルバム「Hithhiker」を録音するなど、ニールが非常に充実した活動をしていた時期で、名曲揃い、演奏も素晴らしいの一言に尽きる。

ブートレッグでは、以前から「Joel Bernstein Tapes」などで広く親しまれてきた音源で、目新しさはないものの、公式の高音質でリリースされることは喜ばしい。
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ストーナー

ジョン・ウィリアムズ「ストーナー」

評判は聞いていたものの、あらすじだけみれば極めて地味な作品で、長く積んだままだった一冊。ある一人の男の一生を淡々と描く。

自他共に認める波瀾万丈の人生を送る人もいるだろうが、多くの人にとって人生とは平坦で、しかし予測はつかないものという印象ではないか。妥協し、流され、目の前の些事に追われ、ふと振り返ると、そうであったかもしれない別の人生が道の両側に幾つも転がっている。
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南の島でえっへっへ

おがわかずよし「南の島でえっへっへ」

 

インドや東南アジアは多くの紀行本が出版されているし、バックパッカーの体験談を綴ったブログの類も沢山ある。欧米やアフリカも書籍では身近な地域だ。一方で太平洋の島々を扱った読み物は非常に少なく、バックパッカー目線の紀行本は皆無に近い。太平洋は貧乏旅行者にとっては広大な空白地帯であり、ほとんど語られることがなかった。
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誕生日の子どもたち

トルーマン・カポーティ「誕生日の子どもたち」

村上春樹訳によるカポーティの短編集。「無頭の鷹」以外は幼年期を描いた作品から選ばれている。カポーティの作品は既存の日本語訳も素晴らしいが、幼年期ものの名品をまとめて読むことができ、「冷血」や「ティファニーで朝食を」では分からない作家の素顔を知ることが出来る。訳文もフラットで読みやすい。
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旅ときどき沈没

蔵前仁一「旅ときどき沈没」

 

一箇所に長逗留することをバックパッカーの間で沈没というが、かつてはインドや東南アジアの安宿に何ヶ月も滞在して、日がな一日何をするでもなく過ごしているような人が何人もいた。沈没にも程度があって、旅の合間に沈没する人と、沈没の合間に旅(というより移動)をする人がいて、後者は物価の上昇などで最近は絶滅危惧種になりつつあるようだ。

本書は1994年刊。80年代後半~90年代前半の旅を中心に、アジアからアフリカまで旅先で出会った人々の話がイラスト付きで紹介されている。移動しなければ見られない景色があるように、一箇所に留まることで出会う人や光景がある。
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