「オーガストはふつうの男の子。ただし、顔以外は」
遺伝子疾患で“特別”な顔に生まれた少年オーガストを巡る物語。5年生から学校に通い始めたオーガスト、その姉、友人らの視点を通じて一年が語られる。顔を見て驚き、目をそらす子。菌がうつると陰口を叩いたり、直接いやがらせをする子。やがてオーガストとの距離を巡って、クラスは分裂してしまう。
平易な文章で綴られながら、本人や周りの大人、級友たちの感情が丁寧に描かれ、その人間関係の中でオーガストだけでなく、一人一人が成長していく。おそらくこの本を手にする多くの人が、誰か一人ではなく登場する全ての人物、立場に自分を重ねてしまうだろう。
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