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Rust Never Sleepsツアーからのライブ盤。弾き語り中心の前半とクレイジー・ホースと組んだエレクトリック主体の後半。曲目、演奏ともに充実した内容で、ニールの70年代の締めくくるに相応しい名盤。このツアーは巨大なセットやスタッフの衣装など、演出にもこだわっており、映像版の「Rust Never Sleeps」でその全容を見ることが出来る。
70年代後期を代表する傑作。ライブ録音された7曲とスタジオ録音の2曲で構成されている。前半はアコースティック、後半はエレクトリックで構成され、ライブでの定番となった名曲揃い。
「Hey Hey, My My」で歌われる「It’s better to burn out than to fade away」(消え去るより燃え尽きたい)はロック史に残るフレーズとなった。
評価の高い「ZUMA」の後に取りかかった作品が、この極端なカントリー・アルバムというのが何ともニールらしい。
ニコレット・ラーソン(Nicolette Larson)、ベン・キース(Ben Keith)、ティム・ドラモンド(Tim Drummond)、ジョー・オズボーン(Joe Osborn)、スプーナー・オールダム(Spooner Oldham)J.J.ケイル(J.J.Cale)らが組んだユニットに「ゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド・オーケストラ(Gone With The Wind Orchestra)」と名前を付け、多くの曲でストリングスを使用している。
「Look Out For My Love」と、ニコレットのソロでヒットもした「Lotta Love」はクレイジー・ホースとの録音だが、違和感なくアルバムの中に溶け込んでいる。またこの2曲はニールのキャリアの中でも、特に優しい響きを持った曲で、ニールの成熟を感じさせる……と思ったら、次作でニールはパンクへの強い共感を示し、暴走&混迷の80年代に突入していく。
1976年までの10年間の活動を集大成したベスト盤。バッファロー・スプリングフィールド時代からの代表曲ほぼ全てを網羅し、未発表曲も収録。初期のニールのファンなら欠かせない。
ニールの代表曲である「Like A Hurricane」が収録されているが、それ以外の曲の雰囲気はさまざま。録音時期も74年から77年に渡っており、アルバム全体としてはやや散漫な印象もある。
前半はリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)とニコレット・ラースン(Nicolette Larson)が参加したカントリー調の曲で、後半は発売直前にお蔵入りとなったアルバム「Chrome Dreams」からの曲を中心に構成されている。
「Chrome Dreams」は後に流出し、ブートレグとして広く出回った。そのアルバムを踏まえ、ニールは2007年に「Chrome Dreams II」というタイトルのアルバムを発表している。
CSN&Yは、74年に再結成ツアーを経て「Deja Vu」以来の新作を目指したが、プロジェクトは頓挫。その後、ニールとスティーヴン・スティルス(Stephen Stills)が組んで「The Stills-Young Band」名義でこのアルバムを発表した。全9曲中5曲がニールの作品。タイトル曲はニールの代表作の一つになった。
アルバム発売前の76年6月から、Stills-Young Bandでの全米ツアーも行われたが、ニールが途中で離脱し、スティルスのソロツアーとなってしまった。
苦しみの中で生み出された前2作を経て、吹っ切れたニールとクレイジー・ホースが生み出した大傑作。
ドラッグで死んだギタリスト、ダニー・ウィットンに変わってフランク・ポンチョ・サンペドロ(Frank “Poncho” Sampedro)が加入。2ndで誕生したニール&クレイジー・ホースのサウンドをさらに進化させた。名曲「Cortez The Killer」、「Danger Bird」を収録。
クレイジー・ホースのギタリスト、ダニー・ウィットン(Danny Whitten)と、ローディー(スタッフ)のブルース・ベリー(Bruce Berry)への追悼アルバム。酩酊状態で録音されたとされ、他に類を見ないほどラフな演奏。「Mellow My Mind」などでは、声もまともに出ていない。だがその切実さが聴く者の胸を締め付ける。ある意味唯一無二で、ロック史にも例を見ないアルバム。
ダニーは72年11月、ブルースは73年6月に亡くなった。表題作はブルースが亡くなった夜のことを歌っている。
あまりに暗い内容にレコード会社が難色を示したため、一時お蔵入りとなって録音から2年後の1975年にリリースされた。ダニーがリードボーカルを取るニールとの共作曲「Come On Baby Let’s Go Downtown」(1970年、Fillmore Eastでのライブ録音)が収録されている。
「On The Beach」と「Tonight’s The Night」はニールの“陰”の側面の代表作。これらを最高傑作とする人も多い。
「Tonight’s The Night」の録音後に、ベン・キース(Ben Keith)、ラルフ・モリーナ(Ralph Molina)、ティム・ドラモンド(Tim Drummond)に、ザ・バンド(The Band)のリヴォン・ヘルム(Levon Helm)、リック・ダンコ(Rick Danko)をゲストに迎えて制作された。
カントリー調、ブルース調の曲が中心で、冒頭の「Walk On」など、明るく聞こえる曲もあるが、全編を通じて強烈な厭世的な気分が漂っている。「See the Sky About to Rain」。乾いた絶望の中に、ニールの声が響き渡る。
ソロでは初のライブアルバム。「Harvest」ヒット後の初の大規模ツアーにもかかわらず、ほぼ新曲、未発表曲というセットで、このアルバムに収録された曲も全てそれらから選ばれている。
ニールらしいラフな演奏をバックに、絞り上げるような声の「Journey Thru The Past」、自身の少年時代を歌った「Don’t Be Denied」の2曲は必聴。長くCD化されなかったのが不思議な隠れた名盤。
同名映画のサントラ盤。前作で商業的な成功をおさめたニールは、そこから距離を置き、独自路線に突っ走る。今に至るニールの姿勢が顕れた作品でもある。
映画は、シェイキー・ピクチャーズ(Shakey Pictures)というニールが立ち上げたプロジェクトの第1弾として制作された。ライブなどの映像をコラージュした作品だが、散漫な内容は酷評され、忘れ去られた。音楽アルバムとしても決して完成度が高い作品ではないが、16分に及ぶ「Words」などの貴重な音源もあり、ファンなら必聴。
ベン・キース(Ben Keith)、ジャック・ニッチェ(Jack Nitzsche)らと組んだ4作目。ニールのキャリアの中でも特に商業的な成功をおさめた作品で、これを最高傑作とするファンも多い。
クレイジー・ホースは、ダニー・ウィットンの薬物依存が深刻化しており、ニールはテレビ番組出演のために訪れたナッシュビルで出会ったベン・キース(Ben Keith)やジャック・ニッチェ(Jack Nitzsche)、ケニー・バトレー(Kenny Buttrey)、ティム・ドラモンド(Tim Drummond)らとのアルバム制作を決めた。ニールは彼らが組んだバンドに「ストレイ・ゲイターズ(The Stray Gators)」と名前を付け、ゲストにジェイムス・テイラー(James Taylor)とリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)を招いた。
カントリー調の曲が多いが、陰影の深いメロウな雰囲気はニールならでは。弾き語りからオーケストラとの共演まで多彩な内容。シングル 「Heart of Gold(孤独の旅路)」はビルボード1位となり、1972年度の年間アルバムチャートでも1位となった。
個人的にCSN&Yのベスト。
2枚組のライブ盤。Disc1はメンバーそれぞれのアコースティック・セットで、ニールの弾き語りメドレーが素晴らしい。Disc2はエレクトリック・セットで激しく荒々しいギターバトルが続く。「Southern Man」と「Ohio」の2曲は鳥肌もの。
「Harvest」と並び、初期の最高傑作と言える作品
CSN&Yの「Deja Vu」の直後に発表され、レコーディングもほぼ同時期に行われている。当初はクレイジー・ホースのメンバーと組んで制作を開始したが、ダニー・ウィットン(Danny Whitten)の薬物依存もあり、ジャック・ニッチェ(Jack Nitzsche)やニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)を迎えて録音を継続した。結果的に多彩な曲がそろうアルバムとなった。
ピアノの弾き語りの一方、「Southern Man」での荒々しいギターなど、音楽的にも広がりのある名盤と呼ぶに相応しい作品。ソングライターとしてのニールの才能が本格的に開花したアルバムとも言える。
元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス(Stephen Stills)、元バーズのデヴィッド・クロスビー(David Crosby)、元ホリーズのグラハム・ナッシュ(Graham Nash)の3人で結成した「クロスビー、スティルス&ナッシュ」(CS&N)にニール・ヤングが合流し、CSN&Yが誕生した。ウッドストックへの出演と今作のヒットで、彼らは一躍時代の寵児となった。
今作中、ニールが手がけたのは「Helpless」と「Country Girl」の2曲のみ。ただ、このユニットにニールの参加が大きなインパクトを与えたことはライブ盤の「4 Way Street」を聴くとよく分かる。
