「山海経 ―中国古代の神話世界」
獣がいる、その状は狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。食ったものは邪気におそわれぬ―
最古の地理書。奔放な想像力が生み出した作品か、それともこれが「現実」だったのか。
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読んだ本の記録。
「山海経 ―中国古代の神話世界」
獣がいる、その状は狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。食ったものは邪気におそわれぬ―
最古の地理書。奔放な想像力が生み出した作品か、それともこれが「現実」だったのか。
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網野善彦ほか「米・百姓・天皇 日本史の虚像のゆくえ」
日本は瑞穂の国なのか。稲作中心史観を問い直し、明治政府の農本主義がいかに日本の歴史像を歪めたか検証する。
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円城塔「これはペンです」
叔父は文字だ。文字通り―。妙な手紙を送ってくる叔父。これは小説と言えるのか、と思いつつ最後まで読むと確かに小説だった。
“わたしたちはあまりにも簡単に出鱈目を書けてしまうと思わないかね”
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ジョン・クラカワー「荒野へ」
アラスカで餓死した青年。彼はなぜ荒野を目指したのか―。映画「Into the Wild」の原作ノンフィクション。
究極の自由は自分からの自由にしか存在しない。
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著者の最後の長篇にして、到達点。他者を求め、他者に遠慮し、他者を諦め、それが独善であることに気づく。幻覚、幻聴に悩まされ、正気と狂気の間を彷徨う男の記録。
「自分は誰かとつながりたい。自分は、それこそ、人間に対する優しい感情を失いたくない―」
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