Neil Young 全アルバム 1990年代

20年代 10年代 00年代 90年代 80年代 70年代 60年代
はじめに 関連作品 ランキング

Looking Forward(ルッキング・フォワード) CSN&Y 1999年

スタジオ録音としては3作目となるCSN&Yのアルバム。4人とも50代。楽曲、演奏、歌、それぞれに円熟を感じさせる。

ニールが手掛けたのは「Looking Forward」、「Slowpoke」、「Out Of Control」、「Queen Of Them All」。どれも「Silver & Gold」の収録曲に近い優しい曲調。
“Neil Young 全アルバム 1990年代” の続きを読む

Neil Young 全アルバム 1980年代

20年代 10年代 00年代 90年代 80年代 70年代 60年代
はじめに 関連作品 ランキング

 

Freedom(フリーダム) 1989年

80年代の最後に登場し、ニールのキャリアの中でも代表作の一つと言える名盤。ロック・アンセムとなった「Rockin’ In The Free World」は、アルバムに先駆けてライブで披露され、このアルバムもライブ録音のアコースティック版で幕を開ける。続く「Crime In The City」など勢いのある楽曲が並び、最後は、エレクトリック版の「Rockin’ In The Free World」で90年代への予感を感じさせて締めくくる。

この頃から、グランジ世代の若手ミュージシャンの間でニールの再評価の声が高まり始め、それに呼応するかのようにニールの活動も充実を見せていく。

「Eldorado」は「Freedom」に先駆けて、ツアー先の日本とオーストラリア地区のみでリリースされた企画盤。
“Neil Young 全アルバム 1980年代” の続きを読む

Neil Young 全アルバム 1970年代

20年代 10年代 00年代 90年代 80年代 70年代 60年代
はじめに 関連作品 ランキング

Live Rust(ライブ・ラスト) 1979年

Rust Never Sleepsツアーからのライブ盤。弾き語り中心の前半とクレイジー・ホースと組んだエレクトリック主体の後半。曲目、演奏ともに充実した内容で、ニールの70年代の締めくくるに相応しい名盤。このツアーは巨大なセットやスタッフの衣装など、演出にもこだわっており、映像版の「Rust Never Sleeps」でその全容を見ることが出来る。
“Neil Young 全アルバム 1970年代” の続きを読む

Neil Young 全アルバム 1960年代

20年代 10年代 00年代 90年代 80年代 70年代 60年代
はじめに 関連作品 ランキング

Everybody Knows This Is Nowhere
(ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース) 1969年

クレイジー・ホース(Crazy Horse)と組んでの第1作。ソロ1作目では良くも悪くも弱々しく感じられたニールの声に、荒々しい演奏が加わった。その後数々の名アルバム、名演奏を生み出したニール・ヤング&クレイジー・ホースの唯一無二のサウンドがここに誕生した。

ライブでは欠かせない「Cowgirl in the Sand」、「Down by the River」、「Cinnamon Girl」はじめ、全てが名曲。
“Neil Young 全アルバム 1960年代” の続きを読む

ストリーミングサービス

国内で本格的に音楽のストリーミングサービスが始まってから、もうすぐ2年。

Apple Music→Google Play Music→Apple Music→Spotifyと乗り換え続け、再びSpotifyからApple Musicに戻して2週間。今のところ楽曲のラインナップもAppleが若干優位な印象で、とりあえず当面はここに落ち着きそう。

アプリの出来やプレイリストの質、レコメンドの的確&多彩さなど、使いやすさは明らかにSpotifyが上だったけど、昨年末に肝心のDiscover(レコメンド)機能が消えたまま、復活する気配がないので仕方がない。検索で「Spotify:discover」と打ち込むとディスカバーの画面に行けるけど、この裏技(?)は日々使うにはちょっとめんどくさい。
“ストリーミングサービス” の続きを読む

Africa Express アフリカ・エクスプレス


Maison Des Jeunes(2013)

アフリカ・エクスプレス(Africa Express)は、ブラー(Blur)のフロントマン、デーモン・アルバーン(Damon Albarn)によるプロジェクト。ブライアン・イーノ(Brian Eno)らが参加し、2006年から各地でアフリカと欧米のミュージシャンのコラボによるコンサートを開き、アルバムもリリースしている。
“Africa Express アフリカ・エクスプレス” の続きを読む

誰が音楽をタダにした? ─巨大産業をぶっ潰した男たち

スティーヴン・ウィット「誰が音楽をタダにした? ─巨大産業をぶっ潰した男たち」

「音楽を手に入れることだけが目的じゃなかった。それ自身がサブカルチャーだったんだ」

よくあるネット史の概説書かと思いきや、一級のノンフィクション。事実は小説より奇なり。音楽が無料で(その多くは違法で)流通するのは、何となくインターネットの発達の必然で、自然にそうなったような気がしていたが、あくまで人の物語なのだ。“音楽をタダにした奴ら”の姿を丁寧に追っていく著者の筆致は、下手な小説よりもスリリング。音楽好き、ネット好き必読。

“誰が音楽をタダにした? ─巨大産業をぶっ潰した男たち” の続きを読む

Songlines Music Awards

Songlines(ソングラインズ)は英国の雑誌。BBC Radio 3がAwards for World Music(BBCワールド・ミュージック・アワード)を廃止したのに伴い、2009年に独自の賞を創設した。

毎年、最優秀アーティスト、グループ、多文化コラボ、新人の4部門を選出している。2016年からは多文化部門が各地域部門に変更された。

◇Songlines Music Awards

2009
BEST ARTIST: Rokia Traoré
BEST GROUP: Amadou & Mariam
CROSS-CULTURAL COLLABORATION: Jah Wobble & The Chinese Dub Orchestra
NEWCOMER: Kiran Ahluwalia
“Songlines Music Awards” の続きを読む

BBC Radio 3 Awards for World Music

BBCワールド・ミュージック・アワード

ワールド・ミュージック、と一言で言っても幅が広い。
(世界の広さだけ包括する音楽の幅があるのだから当然だ)

最近のワールド・ミュージックは、伝統的な民族音楽(ethnic music)を下敷きにしつつも、RockやR&B、Hip-Hopなど西洋音楽の影響を受けていたり、それらの技法を逆輸入して洗練された音を作り出していて、いわゆるポピュラー・ミュージックにしか馴染みがない人でも抵抗無く聴くことが出来る。それだけに、触れる機会がないというだけで聴かないのはもったいない。

ただ国内ではあまり馴染みのないジャンルで、日本語で手に入る情報は限られているのが悩ましいところ。

個人的に、興味を持ち始めて最初に参考にしたのが、BBC Radio 3が2008年まで主催していたAwards for World Music。

BBCのサイトは年度ごとに特設ページが分かれており、過去の受賞者をまとめたサイトも見つからなかったため、以下に個人的なメモを兼ねて一覧にしてみた。09年からはSonglines(ソングラインズ)という英国の音楽雑誌が、賞の精神を継ぐような形でSonglines Music Awardsを主催している。

◇BBC Radio 3 Awards for World Music

2002 Winners
Africa: Djelimady Tounkara
Asia/Pacific: Yat-Kha
Americas: Cachaito Lopez
Europe/Middle East: Taraf de Haidouks
Boundary Crossing: Nitin Sawhney
Innovator: Manu Chao
Newcomer: Susheela Raman
“BBC Radio 3 Awards for World Music” の続きを読む

Peace Trail

Neil Young”Peace Trail”

新譜はJim Keltner、Paul Bushnellとのトリオ編成。
全体で40分弱と短く、やや地味な印象のアルバムだが、1曲目から、まさにNeil Young。
アコースティックを基調としながら、緊張感のある轟音も。
“Peace Trail” の続きを読む